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事業代表者からのご挨拶

近年、医薬品や医療機器の研究開発において、開発コストの低減や開発期間の短縮のために、疾患登録システム(レジストリ)データや、その他のリアルワールドデータを活用した新たな臨床研究開発手法が注目されております。厚生労働省では、クリニカル・イノベーション・ネットワーク(CIN)構想の下、レジストリデータを活用した効率的な医薬品・医療機器等の研究開発の実現を目指し、事業が進められております。

私ども国立研究開発法人6施設の連合(以下、6NC)は、レジストリに関する種々の知見と多くの専門家も擁しており、組織の継続性からも情報を継続的に集約することが可能であり、レジストリの構築及び維持の支援機能を担う組織として適しております。これまでも各々の疾患分野で培ってきた質の高いレジストリ構築および運用のノウハウを、アカデミアや企業と共有するために、レジストリに関する相談支援体制の構築と整備を行ってまいりました。

6NCが中心となって本事業を遂行することは、将来的に日本全体でのレジストリ利活用を促進することにつながると考えております。

本事業班の活動や成果物が研究者や医薬品・医療機器の研究開発に携わる企業等の皆様に広く利用されることを願っております。

2022年4月
国立研究開発法人 国立国際医療研究センター 臨床研究センター長
杉浦 亙